No.18西沖ノ山炭鉱(大正末年)
(出典)行啓記念宇部市写真帳
作成者 上田真由美
説明
 大正2年10月31日、資本金40万円をもって設立。大正3年1月から
小島沖に着工。だが経営に行詰り、鉱区を沖ノ山炭鉱に売却。
大正7年10月、築堤内199646坪の汐止めに成功すると、堤内及び坑内の
排水を行い、再び採掘に着手し、順調な経過を辿りつつあったが、大戦後の
不況に遭遇し、石炭の 稼行に一頓挫を來すや、選炭を厳重に励行し、
一時は16種に及ぶ銘柄を設定して販路の確保を期する等、種々 策
する所あったが、大正14年11月をもって全採掘を終了した。