NO.53 沖ノ山炭鉱本坑

説明
大正末年であるから、石炭船を岸壁に横付けする港はまだできてなかった。 しかし、港は、石炭船で終日賑わった。海面に突出した長い桟橋をトロッコは、人の力で押す場合もあり、エンドレスで曳く場合もあったが、 桟橋の突端は、十字路になっており、船の上にトロッコがつくと、トロッコの蓋が開いて石炭は下で待ち受ける船に流れ落ちる。 左の屋根は、石炭積場の納屋、その先端が勘定をする勘場(かんば)。

作成者:尾崎 絵里