NO.59 沖ノ山炭鉱専用電車
(出典)市制記念宇部市写真帳

説明
掘り出した石炭を、船着場まで運ぶのに、つないだトロッコを馬やエンドレスを使って曵いていた。 月見草の咲く丘や、松林の続く砂丘を越えてなどの昔語りを聞くと詩的な風景であるが、石炭運搬にはみんな苦労したようである。 大正11年、沖ノ山炭が東京に進出に成功すると港の整備に着手し、沖ノ山専用の電車を走らせることになった。 電車は石炭だけでなく人間の貴重な交通機関ともなった。
大正12年4月開通

作成者:尾崎 絵里