No.105市制祝賀会の飾り付けをした宇部市街(大正末年)
(出典)市制記念宇部市写真帳
説明
大正10年(1921)11月1日、厚狭郡宇部村は、山口県宇部市として誕生した。
午前6時になると、市内の各炭鉱、工場、港に停泊している船からサイレンや汽笛、 神社仏閣では釣鐘や太鼓を打ち鳴らすこと3分間。 これを合図に児童・生徒。それに各戸1人以上が打ちそろって琴崎八幡宮に参拝。
7時から市制執行の報告祭が厳かに執行された。
街では花火が打ち上げられ、旗行列が常盤通り、錦橋通り、上町通り、岬通り、三炭町通りなどにつづき、商店街は終日、祭り一色につつまれた。
翌大正12年5月1日から5日までの間「市内各地に執ておのおの思付の出し物、催し物をなして賑わいを添え市中雑踏であり、これはその時の写真。
作成者:古賀 海紀