No.203 宗隣寺
(出典)絵葉書 宇部市十二景ノ内
説明
宗隣寺は、1670年、福原広俊が、亡父元俊の菩提寺として建立したもので、開山は越山宗徹。 この寺地には、かつて普済寺があったことが、1379年の金名をもつ朝鮮鐘の発見で確認されている。 現在その鐘は大阪豊崎の鶴満寺に所蔵され、重要文化財に指定されている。 普済寺が廃絶した時期はわからないが、本堂のうらの二池連結式の古庭園(国指定名勝)にそのおもかげをみることができる。 とくに、水の増減によってみえかくれする干潟様というに二段地は珍しく、岩手県毛越寺とこの寺の全国で2ヶ所だかである。
作成者:橋本 郁奈