No.286 本山岬臥象岩紹介記事
(出典)宇部時報(昭和4.8.14)
説明
竜王山の麓をなだらかに南に走る本山岬の突端、そこは古来、船舶の難所として航海者が 最も恐れていた場所であり、大小の岩が乱立している。 臥象岩はその形によって命名したもので、高さ約五間、長さは三十間以上。浜辺に立つ以前は陸地面に つづいていたのが、今より45年前、大音響と共にその中間が陥落して今の形となった。 岩の内部は大きな洞穴となっていていくつかの通路があり、自在に往来される。洞穴の高さは、入口が約一丈で、 中は1丈4尺にも達する。
作成者 山田操