IRC



IRC

IRC(Internet Relay Chat.)は、インターネットを介して行なわれる会議システムの名称です。一般に「ちゃっと」(おしゃべり)と呼ばれています。

現在使用されているIRCは、音声で会話をするわけではありません。キーボードを使って自分が話したい文章を入力すると、それが同じ チャネルと呼ばれるグループ(会議室)に入っている人のコンピュータに表示されるのです。 相手の発言を読んで、それに対して自分の意見をタイプインするので、タイピングが早くないとなかなか会話にはついていけません。

現在は、まだ利用者はそんなに多くはありません。しかし、ネットワークの高速になるにしたがって、このシステムは多方面に利用される可能性があるシステムです。

IRCの例

IPCに入ると、IRC serverはどこかを聞いてきます。 ここにチャネルを入力します。 IRCにはたくさんのチャンネルがあります。 そこで自分の参加したい会議のチャネル名を入力します。 すると次のような画面が出てきます。(この画面は、#九州山口 です。)

会話の一場面

ここで自分が発言したいことをワープロで文章を入力するように入力すると、その内容が下の画面に表示されます。 この下の画面はこの会議に参加している人に同じものが表示されているので、誰が何を言っているかを参加者は理解するのです。

上記の例は、「これは何だ!」「会話!?」と思われるでしょう。確かに会話です。 この会場にいるとこれが何かがわかる、というものです。 会議というのは大体そう言うものです。 だから、議事録が必要なのでしょうね。

IRCで韓国の学生やアメリカの学生と会話している日本の学生を見かけたことがあります。このようなシステムは、有効に利用することによって、学生は一つのキャンパスにとどまることなく、広く交流を広げることができるのです。


江木鶴子 : egi@cs.ube-c.ac.jp