インターネットをUNIXで使う前に


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ログイン

コンピュータを使うために電源を入れると、ユーザ名とパスワードを入力するための特別なウインドウ(画面)が現われます。 その画面はユーザ名とパスワードを要求している画面です。

これに自分のユーザ名とパスワードを入力します。 パスワードは入力しても表示されません。これもパスワードを他の人に見せないようにする対策なのです。 入力したユーザ名とパスワードがそのコンピュータに登録されているかどうかをコンピュータがチェックして、登録されていると始めてコンピュータを使用することができるようになります。 登録されていない人であると、エラーが表示されコンピュータが使用できません。

ユーザ名とパスワード

インターネットを利用するには、インターネットに接続されているコンピュータのどれかを使用する権利をもっていなければなりません。その権利を有する人は、自分の<ユーザ名(またはログイン名)とパスワードを持っています。 これはキャッシュカードとその暗証番号に相当します。 したがって、この暗証番号を人に知らせることはインターネット世界では犯罪行為に相当します。

インターネットを利用しようとする人は、このユーザ名をそのコンピュータを管理している人に登録してもらう必要があります。 宇部短期大学の情報計数学科の学生さんは、入学と同時に全員が登録されます。 自分の家からインターネットを使用したいと思われる方は、近くのプロバイダー(インターネットサービスをするコンピュータを持っている業者)に申し込み、お金を払って利用権を得る必要があります。

パスワードは自分で決めます。コンピュータ管理者が初当特別なパスワードをつけてくれたとしても、自分で変更しておかなくてはいけません。 パスワードは英字(大文字や子文字)や数値を組み合わせた8桁以内の文字列として作成します。 安全のため(ハッカーに狙われないため)には時々変更する必要があります。

簡単なウインドウ操作

画面に開かれているいくつかの窓をウインドウと言います。 このウインドウからコンピュータに指示を与えることができます。 このようにひとつのコンピュータから、複数の指示をコンピュータにすることができるのが、現在のコンピュータの特徴です。

ここではマサチューセッツ工科大学(MIT)で開発されたXウインドウシステムの操作を説明します。

日本語入力(kinput2)

kinput2は、tgif+ などで図形の中に文字を入れる時には、この入力方法が便利なような気がします。(これでないとできないかもしれない)

まず、Shift+Space (ShiftとSpaceキーを同時に押す) で、日本語が入力できる状態になります。 この状態になると四角の箱で囲まれた「ローマ」とう字が画面のどこかに現われてきます。 これは、もう一度 Shift+Space を押すと消え、もとの状態に戻ります。

四角の箱で囲まれた「ローマ」が出ている状態で、Tabキー を押すと、四角の箱の中の字が「abc」「ABC」に変わります。 この状態で入力するとアルファベットが入力できます。

四角の箱で囲まれた「ローマ」が出ている状態で、

うべたんだい

とローマ字で入力し、CTL+j(Ctrlキーとjキーを同時に押す) を押すと

宇部短大

に変換されます。 そこで、CTL+l(Ctrlキーとlキーを同時に押す) を押すとその漢字が確定され、カーソルの位置に入力されます。

もし、CTL+j をしても目標の漢字が出ないときには、何回も CTL+j を押します。 すると、漢字の候補一覧を載せたウィンドウが表示されます。 選択したい漢字のところまで CTL+j でカーソルを移動し、選択したい字の ところで CTL+l を押すとその字が選択され確定されます。

入力したローマ字を漢字に確定する前に、入力したローマ字を消したい場合は、 CTL+h を押します。 すると入力した字がカーソルの位置から順に消されます。

また、カタカナを入力する場合は、「ローマ」でシフトキーを押しながらローマ字 入力しますと、それは『ひらかな』ではなく『カタカナ』になります。 これを確定することによってカタカナ入力ができます。

kinput2のキーとその機能
キー機能
Shift + Space かな漢字変換の開始、終了
Ctrl + l 確定する
Ctrl + j 変換する
Ctrl + h 消去する
Ctrl + l 確定する
Shift + ローマ字 カタカナを入力する
Tab 入力モードを変更する

日本語入力(Egg)

日本語を入力するのは、多くの場合 emacs や mule エディタ上で使用します。 これらのエディタ上で Ctrl + \ を入力します。 するとEggの仮名漢字変換システムが起動を始めます。 これによって、エディタのバーに(aあ)が現われます。

Ctrl + \ をもう一度入力すると、Eggの仮名漢字変換システムが終了します。

ローマ字で次のように入力すると、

kyouhayoitendedesu.

画面には次のように表示されます。

|きょうはよいてんきです。|

この "|"と"|"で囲まれた範囲が変換対象です。

変換は Spaceキーで行ないます。上記の段階で、Spaceキーを押すと次のように変わります。

|今日は 良い 天気です。|

これは正しく変換されていますので、Ctrl + l キーで確定すると次のようになります。

今日は良い天気です。

Eggのキーとその機能
キー機能
Ctrl + \ 入力モードの切替え(Egg開始と終了)
Ctrl + l あるいは Space すべての変換を確定する
Ctrl + i 変換文節を縮小する
Ctrl + n 変換文節を拡大する
Ctrl + c 変換を中止する
Ctrl + b カーソルを1つ左へ移動する
Ctrl + f カーソルを1つ右へ移動する
Ctrl + g 実行中のモードを中止する

おもしろいコマンド

プログラム名動作
date 今日の日付、今の時間
cal 今月のカレンダー
cal xxxxxxxx年のカレンダー
who自分と同じ計算機を使っている人
rmap情報計数学科のコンピュータを使っている人
xtetrisテトリス
mahjonggシャンハイ
dic aaaaaaaaaa という英語単語の意味

江木鶴子 : egi@cs.ube-c.ac.jp