4.1 HTMLとは



HTML(Hyper Text Markup Language)は、ホームページを作成するための言語の名前です。 現在我々が見ているホームページは、このHTMLを使って書かれています。 HTMLは、SGMLという文書記述言語をもとにして1993年に考えられた言語です。

もとになったSGMLは、異なったコンピュータやワープロで記述された文書を自由に交換するために共通の文書記述規格を決め、それを使うことによって、電子化された文書の交換や流通をしやすくする目的で、1967年ごろ考えだされたものです。 この目的はまだ達成されていません。しかし、HTMLの登場によって、その目的の重要性が明確になるとともに、HTMLの限界も認識されるようになりました。 HTMLの爆発的な利用経験から、SGMLを改良した XMLという言語が提案され、その技術的基盤が確立されつつあります。

上記のような状況から、HTMLは現在でも少しづつ機能が追加や変更がされてきています。 今後は、親となったXMLらの進展によってさらに変化することも考えられます。まさに現在を生きている言語のひとつと言えます。

すでに、いくつかの HTMLの命令を御紹介しました。例えば<IMG SRC="xxx.gif">はそのひとつです。 HTMLは、必要な箇所に必要な命令 (< >)を記述することによって、文書の意味を付加します。したがって、これをタグ言語と言っています。

多くの情報システムがホームページから利用されるようになっている現在では、HTMLは単にホームページを作成するだけでなく、情報システムを作成するための基盤技術にもなっています。


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