「Access利用による販売・在庫管理システムの構築」

岩村聖美、上田佳奈、小倉智子、尾崎智子
菊池理恵、佐伯理恵、西田咲子
(指導 渡邊利文)

  1. 文具品を扱う小売業の受発注管理プロセスをE-Rダイアグラムに表わす。

  2. E-Rダイアグラムに基づき「仕入帳」、「仕入先マスター」、「商品マスター」、「得意先マスター」、「売上帳」という5つのテーブルを作成する。

  3. 5つのテーブルを使い、目的に合った各種クエリーを作成する。
    (抽出クエリー、集計クエリー、パラメータクエリーなど)
  4. 1つの命令で一連の操作機能をまとめて実行してくれる「マクロ」および「メニュフォーム」を作成。(定型的業務に適している)

  5. 非定型的な経営管理上の意思決定を支援するシステムとして「死に筋」商品の把握とその対策用のモジュールを作成する。   (例えば、数量が20個以下、金額が2500円以下の販売商品には対策が「必要」、それ以外の商品には対策が「不必要」という評価が自動的にでるようにする。

  6. 文具という商品は粗利益が少ないので売上商品の回転率を上げる必要がある。回転率を上げるためには「いつ、どの品が、何個」売れたか、商品一つ一つの単品管理が不可欠になる。そこで、POSシステム により単品管理ができるよう、商品にバーコードを付ける。

  7. 「死に筋」を把握したらその商品がどこの仕入先から発注されているかを捉えることが必要になる。そこで、「死に筋仕入集計」というクエリーを作成し、その仕入先商品の数量と金額を確認する。

  8. 最後に「仕入帳」を仕入先コード別に集計して、仕入先対策判定モジュールを作り、将来の仕入先選別条件のデータ利用に役立てる。