今からPHPについて説明します。

まずPHPとは何かを簡単に説明します。

PHPとは?

HTML内に記述するタイプのスクリプト言語です。

Webサーバ上に置かれるソフトウェアのApacheモジュールとして動作するスクリプト言語を実行する環境を指します。HTML文書中に記述されたスクリプトをPHPが実行し、結果をHTMLデータとしてWebブラウザに出力する仕組みがあります。

 

ではPHPファイルをどのように記述するのか?を説明します。

HTMLファイルをHTMLタグで記述するように、PHPもPHPコードを記述します。PHPコードはHTMLタグの中に組み込んで記述できます。HTMLファイルを作成して、作成済みのHTMLファイルの拡張子を「PHP」などに変更し、そこにPHPのコードを埋め込んでいくという作業分担が可能になります。

 

ではこのような作成方法で3つほど処理のパターンを例をあげて紹介します。

メッセージをブラウザに表示するプログラムを考えてみます。

次のように処理を実行します。

処理1おはようと表示

処理2こんにちはと表示

処理3こんばんはと表示

まず一つ目の処理としてこれら3つの処理を続けて実行したいなら、図1のように「処理1おはよう→処理2こんにちは→処理3こんばんは」のような流れでプログラムファイルに記述することになります。そのプログラムファイルがこのようになります。

 

続いて、処理パターンの二つ目は、「繰り返し」です。このプログラムで「おはよう」を5回繰り返して表示する場合を考えます。順次にならって図2の左側にあるように「処理1→処理1→処理1」と記述することもできますが、無駄があるようになるので、処理を繰り返したい時は、右側のように「処理1を5回繰り返す」と記述します。

このように記述したほうがシンプルで、すっきりしたプログラムになります。

そのプログラムがこちらのプログラムになります。

また変更したいときなどにも修正作業が少なくて済みます。

 

最後に3つ目のパターンは「分岐」です。プログラムで朝「おはよう」を表示して、昼は「こんにちは」を表示する場合を考えてみます。

この場合、図3のように「午前中でYESなら処理1<おはよう>を実行、NOなら処理2<こんにちは>を実行」のような記述になります。つまり条件に応じて処理内容を切り替えていくのです。そのようにプログラムを作成したものがこちらです。

 

このようにプログラム内での処理には、「順次」「繰り返し」「分岐」の3パターンがあり、これらをうまく組み合わせながら作成していきます。