書名:ウィルクス自伝
著者:Maurice V.Wilkes
共訳:中村信江、中村明
出版:丸善株式会社
価格:3399 円
出版年:1992年

 副題は、−コンピュータのパイオニアの回想―である。
 ウィルクスは、プログラム内蔵方式(ストアド・プログラム)をEDSACで最初に実現したコンピュータ開発のパイオニアである。現在のコンピュータを実現するアイデアが、イギリスで多く生まれた。その重要なひとつがプログラム内蔵方式の実現であった。彼はその後もマイクロプログラミング技法の考案やLISP開発、TSSの実現などに貢献している。
 そのウィルクス自身がこれまでの開発の過程を回想し、さらに将来のコンピュータについて語っているのが本書である。