識別子の付け方の慣習


■ 識別子とは

識別子は、プログラマが付ける変数名、クラス名、メソッド名などをいいます。これらは、プログラマの好みでどのような名前を付けても構いませんが、これではプログラマの個性で様々な名前が出現します。これらの個性が別のプログラマにはプログラムを読みにくくします。

■ 変数の宣言

プログラムは多くの人が開発し、多くの人によって保守されるものです。 また、Javaには、変数名だけでなくレベルの異なる名前をたくさん付ける必要があります。 これらを分りやすくするために、Javaには名前の付け方に慣習があります。 これは守らないとプログラムが動かないということではありませんが、このような約束で名前を付けると、あとで混乱が少なくなり、多くの人がプログラムを読みやすくなります。
  1. クラス名、インスタンス名
    それぞれの単語の先頭を大文字にして、後は小文字にする。
    System , StringBuffer , Runnable など

  2. メソッド名
    先頭の単語以外のそれぞれの単語の先頭を大文字にして、後は小文字にする。
    println , toString , compareTo など。

  3. 定数名
    すべて大文字にする。
    PI, MAX_VALUE など。

  4. 変数名
    すべて小文字にする。
    in , namae, suuji など。

プログラミング / 江木